探偵日記

探偵日記 01月27日月曜日 曇りのち雨

今日はゴルフのレッスンの日。9時過ぎに家を出る。11時過ぎに帰宅。水曜日コースに出る予定だから少しは効果が出るかな。
その後、新宿くに行きちょっと仕事まがいのことをして19時帰宅。家の近くの居酒屋で軽く飲んで、今、家。明日は、顧問先の社長の誕生日。銀座の高級料亭に呼ばれている。食事の後は社長の彼女がやっているクラブへ。

新宿・犬鳴探偵事務所 27

マルヒと女が勤務する病院は河田町にある。抜弁天を飯田橋方面に進み途中右折。裏口から出る心配はほとんどなく、調査員たちは正門及び駐車場周辺に配置。依頼人のアドバイスも「正門から出る」というのでこれでいいだろう。車両班2名、徒歩尾行4名を動員して張り込ませた。看護婦の人相は(牛がソバージュしたような女)というだけで分からないが、マルヒの写真は預かっている。万が一にも見逃す心配はないが、犬鳴も参加した。大学病院の正門は出入りが多い。外来もくれば入院患者を見舞う人も大勢訪れる。ひっきりなしに往来する人並みの中にマルヒを捕捉したのは午後7時を回ったころだった。
何時もは現場に出ない犬鳴だが、現場が事務所や歌舞伎町に近いこともあって、日課の麻雀をお休みして調査に参加したのだが、調査員たちはあからさまに嫌がっている。勿論、犬鳴も調査員たちの雰囲気は承知の上だが、マルヒはともかく、牛のソバージュのモーちゃんを一目見たくてやってきたのだ。
マルヒが出てきた。犬鳴は調査員らの反応を観察する。しかし、どの調査員も知らん顔。(気配を消しているのかな)と思ったが、マルヒが駅方面に歩き去ろうとしても微動だにしない。みんな明後日のほうを見て何やら楽しそうに話し合っている。主任の和久田すら、目の前を通り過ぎるマルヒに気が付いていない。犬鳴は彼らを無視してマルヒを追尾。その頃になってやっと気が付いたようで4人の調査員があたふたと犬鳴を追ってきた。・・・・・・・