探偵日記

探偵日記 02月21日金曜日 晴

朝、朝食の後歯科医に行く。やはり、右下奥歯の2番目は抜かざるを得ないようだ。初めて自分の歯が1本無くなる。
今日も約束していた依頼人と会えなかった。もう報告書を渡して報酬を受け取るだけなのだが、多忙を理由に延期される。まあ、都合が悪い理由を連絡してくるからまだましか。と思うが。
そのため次の予定が定まらず無駄な時間を過ごすことになる。午後6時、阿佐ヶ谷の寿司屋「松の」でご招待した人たちと飲み、隣のスナックに繰り出した。3曲ほど歌って帰宅。

新宿・犬鳴探偵事務所 2-21

工藤夫婦を伴い東京に到着。病院の近くにホテルをとり、依頼人に連絡する。「仕事が終わり次第夫を向かわせます」と言う。工藤夫婦も沙織に連絡をつける。犬鳴は考えた。ドクターと沙織が一緒じゃないほうがいい。沙織の説得は夫婦に任せマルヒのドクターは犬鳴が引導を渡すことに決めた。列車で駅弁を食べたがもうそろそろお腹も空いてきた。犬鳴は遠慮する二人を伴ってホテルのレストランに行き、お酒は頼まず簡単なメニューでとりあえず空腹をしのぐ。工藤夫婦はほとんど会話もせず黙々と箸を動かしている。犬鳴が(東京は初めてですか)と、尋ねると、母親のほうが「いいえ、沙織が就職した時こっちまで送ってきて、その時、靖国神社と浅草に参りました」と応え、夫もしきりにうなずいている。来るときの列車の中で、沙織を青森に連れて帰ること、手術は盛岡の病院で行いたいこと、沙織が心身ともに回復するまで郷里に留めおくこと。などを決め「お金は要らない」と拒否するのを宥めてとりあえず500万円を受け取ってもらっていた。・・・・・・・