探偵日記


2020年09月01日




今日は旧暦でいう210日。この日は特異日で天候が荒れることが多い。とされている。案の定というか、大型台風が沖縄や九州大を直撃している。明日の⛳️心配😢 今、重松清の[卒業]を読んでいる。もう、最終章(追伸)だが、泣き虫の僕はすぐ泣けてくる。今日も電車が中野を過ぎたあたりで感極まった。まずいと思い閉じたが、テレビや映画を見てもすぐに泣いてしまう。困ったジジイである。




新宿 犬鳴探偵事務所




そうはいっても僕と会わなければ先に進めないことは彼女も承知していて、最後は、僕が車で迎えに行くことで面談の約束が成立した。時間も決まり、場所もすったもんだしたが、都電の学習院下停留所から落合の方に向かい、ちょうど大正製薬裏手の路上になった。




当日、少し前につき明治通り方向に停車、バックミラーで後方を見ていたら現れた。国立○大の院卒、年令28歳。遠目にも色白で美人とわかるスタイルの良い人だった。車を降りて犬鳴であることを知らせ再び車に乗って待った。彼女は素早く後部座席に乗り、しきりに後ろを気にしているが、当然ながら尾行者はいない。(大丈夫ですよ)と言って話し始めたが無言。何を聞いても返信がない。すると、後ろから小さなメモが手渡された。メモには[敵に傍受されているのでお応え出来ません]と、書かれてあった。ーー