2020・12・01 火曜日 晴
何時もの朝、何時もの手順でルーテインをこなす。ちゃらんぽらんの僕だが決めたことを省略すると気分が悪い。少々勝手な言い分だが約束を守れない人とは付き合えない。というわけで、一生孤独を強いられることになる。
不倫 11
次の日、正午、マルヒは少し着飾って家を出ると東横線で横浜へ。調査員2名追尾。駅西口に出て近くのコンビニに入った。サラダ、弁当2つ、飲み物、お菓子、などを、二人分の量で購入。駅に続く、とあるホテルのロビーで人待ち顔で佇む。間もなく昨日自由が丘の喫茶店で会った男性が合流。フロントでキーを受け取った二人はエレベーターで上階に。調査員はあえて同乗せずエレベーターが8階で停車したことを確認し、20分ほど待機した後、駅地下の食堂に移動。これからの張込に備え腹ごしらえをする。
15時、二人は出てこない。16時変化なし。17時変化なし。18時同じく変化なし。不安になった調査員の一人が8階に赴き様子を窺うが、二人が入った部屋が特定できていないのでなす術ナシ。19時変化なし。20時まだ二人は出てこない。マルヒと男性が部屋に入ったのが13時、もうすでに7時間部屋にとどまっていることになる。連絡を受けた僕は(間違いなく二人は部屋にいるから心配するな。)と調査員を励まし、(まあ,泊まることは無いだろうからそろそろじゃあないか)20時45分、話している途中で、調査員が「あ、所長出てきました」と言う。僕は、分かった。ツーショットを撮って二人が別れたら終了。と指示した。夫婦生活を拒み、夫に「妻は腰も悪くセックスが嫌いなんです」と言わしめたマルヒは(雰囲気のある)男とホテルの部屋で8時間何をして過ごしたのやら・・・