探偵日記


2021・09・30 木曜日 曇り




案の定岸田さんに決まった。ランチをした某新聞社の記者もそのように予想していたが、まずは常識的なところに着地したようだ。派閥の力学と閣僚ポストの争奪戦、先生方の思惑が渦巻いた茶番だった。                とうとう9月も今日で終わり。少しむなしいが10月に期待しようっと。(笑)




結局、その弁護士さんに、まず先方の代理人(弁護士)との交渉を依頼して依頼人と別れた。僕は引揚者で内地に戻ってから家族が離散し、恵まれない環境で育った。ただ、不思議なことに金銭に対する執着は薄い。根底に(まあ、何とかなるだろう)といった安易な気持ちでこれまで生きてきたし、事実何とかなって今日に至っている。しかし、苦しい時期もあって借金もした。銀行、政府系金融機関、若い頃は、街金、ヤクザの十一(これは10日で1割の金利が付くいわば暴力金融)ただ、どんなに高利のものでも文句を言わず完済した。だから、過払い云々で弁護士や司法書士に頼んで返金の依頼をしたことは一切ない。或るやくざ者には300万円借り、最終的には800万円返済した。これは、遊ぶお金が欲しくて悪い友達三人でS会系のヤクザに僕の小切手を入れた。悪友二人は1度も金利すら払わず行方をくらませたため、小切手の名義人の僕が責任を取ったのだが、払い終わったらそのヤクザが「ふくちゃん今度は小切手無くても貸すよ」ときた。以来、そんな危ない借金はしたことはないが、その後も歌舞伎町で時々顔を合わせていた組長さん40歳ちょっとであっけなく死んでしまった。養母の遺言(お金は借りたら必ず返済すること、貸したら返してもらおうと思うな)確かに、今まで貸したお金で無事戻ってきたためしはない。