探偵日記


2024・02・16 金曜日 ☀




今日も風が強い。10時ちょうどに事務所着。本日、我が家に娘や妹たちが訪れる予定で、午後の家事は免除された。最近、なかなか眠れなくて少々寝不足であくびが良く出る。花粉の時期でそのせいかとも思うが、別の病気だったらどうしよう。   知人の息子の話、大学受験で、まず青山に合格、次が法政、来週、中央を受けるらしい。それでつい我が息子のことを思い出した。彼が中三の時、担任に呼び出され「お父さん行く高校がありません」とのこと、エッといった僕はその意味が分からず怪訝な顔をしたのだろう。担任は、言いにくそうに「成績が・・」と言う。僕は不思議に思った。何故ならば、第一に、郷里で僕は「神童」と言われるぐらい優秀だった。ウソ(笑)それで、(僕の子供が?)で、第二に、彼はまだよちよち歩きの時、テレビを見ていた僕に、食パンを見せて、「パパ、L」と言ったのだ。食べていた食パンの耳の部分だけ残って、ちょうどLの形になっていた。仰天した僕は、(鷹の子は鷹か)とニンマリしたのだが、あとで、1歳上のお姉ちゃんから「パパ、あれって、テレビでやってるよ」と、教えられたのだが・・担任が「奥多摩のほうにある全寮制の工業高校なら何とか」と。僕は、それじゃあ可哀そうだと思って、更に頼み込み「少しお金がかかりますが」と言われたが、何とか私立に押し込んだのだが・・・           誰もそうだと思うが、親の苦労なぞ、否、親、子を思う心なぞ(自分が親になるまで分からない)ものである。まあ、僕のように実際に子供を持ってみても十分に親の責を果たさなかったバカ親もいるが、それでも、今は、親の心情は理解できる。その息子も今年で満53歳。少々性格に難点はあるが、「探偵」としての能力は周囲も認めるところ、頭も決してバカではない。エッ、親バカ・・・