探偵日記 11月22日木曜日
昨日はゴルフでお休みしました。スコア?聞かないで(笑)
コースは、岡部チサン美里コース。僕の気に入っているコースの一つ。阿佐ヶ谷の、(貝類が旨い)ことで有名なお寿司屋さん「松の寿司」の主人の土屋善昭さが持っている。勿論、その土屋さんとご一緒した。彼は小柄で、職業柄、(寒いカウンター内で、年中立ってお仕事をしているからか)腰を痛めている。それでも僕よりうんと上手い。僕も土屋さん(おん歳70才)も飛距離に難点がある。二人とも本当に飛ばない。
数年前、東京湾の若洲リンクスでのコンペの時の話。165ヤードのショートホール。あのコースでプレーした人ならお分かりだろうが、物凄いアゲンスト。他の人達がアイアンでショットしたのに、二人はドライバーを手にした。仲間の(何だそれは、ウッドは禁止だ)などの野次の中、それぞれショットをする。土屋さんはエッジに、僕は10数メートル手前に。うなだれる二人。みんなに大笑いされた。
ところが最近、土屋さんの飛距離に変化が表れ、10~20ヤード伸びた。(聞くは一時の恥。)思い切って尋ねた。(土屋さん、レッスンに行ってるんですか)と。彼曰く「福田さん、NHKの試してがってん見たことありますか?この間、ゴルフをしたことの無い大学教授が言ってたんだけど、トップで息を吸い込み、打つ瞬間に大声で叫びながら吸い込んだ息を吐き出すと2~30ヤード距離が伸びるんです」と言う。へーそうかと思い、性格が素直で柔軟性のある(笑)僕は早速試してみた。少々みっともないが、ゆっくり(オーマイ)と呟きながら息を吸い込み、打つ瞬間(ガー)と叫んでみると、あら不思議、ナイスショットしても180ぐらいしか飛ばないドライバーが、2打地点に行ってみると、ゆうに200を超えていた。なるほど、ハンマー投げの室伏なんとかが、投げた後大声で何か叫んでいるのはそのためか。納得。
しかし、そうそう上手くいかないのがゴルフだ。息を吸い込むところまでは何とか出来るが、吐き出しながら声を出すタイミングが難しい。そのことに気をとられチョロの連続。もう、30年以上、しかも、減ったとはいえ今でも年60回はやっているのに、何でこんなに下手なのだろうか?幼少時、(末は博士か大臣か)とばかりに、勉強ばかりさせた親が悪い。(ウソ)
というわけで、昨日も皆に負けた。よ~し、今日は麻雀で取り返してやろう。と考えながら、午前3時に目覚めるとドアの向こうに、タイちゃんの息遣いが聞こえる。(まだ早いだろう)仕方なく僕の部屋に招じ入れ、(寝んね)と言って、僕が寝た振りをすると、彼も静かになった。流石、映画でアカデミー賞を取っただけのことはある。お利口さん。と思った瞬間、勢い良く僕のベッドに飛び乗ってきたと思うと、そこらじゅう跳ね回って大騒ぎ。僕を早死にさせる気か。-------