2026・07・31 金曜日 ☀
今日も暑い。朝早く青山一丁目まで行く。変な調査(ご依頼人に申し訳ないが)で、青山墓地まで。調査の目的はご依頼人の「係累の墓地を確認する」ことで、まず管理事務所に行き墓石の位置を聞き7万5千坪の中を歩き目的の場所に着いた。僕には縁のないお墓だが一応礼を尽くし手を合わせお参りをした後、写真撮影をして事務所に戻る。この種の調査は比較的多い。まず、結婚調査の場合原籍地に行き「宗派」や「菩提寺」を聞き取り、実際に寺に行き、住職からその「家の代々」を聞き取る。驚くことに住職は詳細に知っており、生前の職業や死因まで教えてくれる。その場合僕は(遠い親戚の者)になりすます。例えば、僕自身の母方の菩提寺の住職は「ああ、じいさんの時朝鮮に渡って成功したらしいね」等と。お寺や住職は驚くほど村全体の事情に詳しい。
依頼人 3-1
昭和60年頃、我が貧乏探偵事務所の上得意先に「地上げ屋」さんの会社があり、随分可愛がってもらった。きっかけは、彼らが苦労して探し回ったが見つけられなかった「土地」の名義人をあっさり見つけたことで(腕のいい探偵)と認識されたためである。結果、バブルが崩壊する数年で、数億円の報酬を頂くことになったが、決して我が事務所や僕が優秀だったわけではなく「運」が良かった。のだと思う。どんな職業でもその時々の「運」に左右されるものだと思う。僕の友人にYと言う男がいるが、彼は独立して最初の「案件」で着手金1千万円貰ってこれは職業別電話帳のお陰だと気づき、以後、電話帳広告に莫大な資金を投じ、一時、東京一忙しい事務所になった。僕は、得たお金は全て歌舞伎町で散財したが、彼はさらに業務につぎ込んだ。僕とは大きな違いである。それから40年余、僕は相変わらず貧乏な探偵として生きながらえているが、(彼はどうしているんだろう)と、時々思う・・・