探偵日記

探偵日記 03月08日木曜日 雨

昨日で良かった。ゴルフの話。少し風はあったがまずまずの天気。スコアは相変わらずの荒れ模様で、この場で公表は出来ないが千葉までの運転も眠くならず、先輩の送迎を無事終えた。夜は例によって居酒屋~舞台へ。体調が悪いのにとりあえず好きな事は出来るから不思議である。
今朝も(休んじゃおうかな)一瞬考えたが、ああそうだ約束してたっけ。と思いだし、10時すぎ事務所に着いた。

調査の話
めちゃくちゃ古いアパートの家主は分かった。谷中の近く、なかなか風情のある街だった、ごめんください。と声をかけると70過ぎの婦人が出てきて、いかにも下町のおかみさんらしい物言いで「なんだい?」と言われる。あれ、もしかしたらこの人若いころは芸者でもしてたんじゃあなかろうかと思った。言葉や仕草の端端に「粋」を感じる。まあ、そんなことはいいとして本題に入る。24年前の事。「あたしゃあ12年前からあのアパートのことをやってるけど、そんな名前の人はいなかった」ああそうですか。僕もあまり期待はしていないけど、もしかしたら当時の賃貸借契約書でも有れば。と思って来たのだ。僕が困った顔をすると芸者さんじゃあなかったそのおかみさん「有るかどうかわかんないけど探してみるわよ。それであんたに連絡すればいいの?」と言うので、僕は初めて(探偵なんです)と身分を明かし名刺を渡した。おかみさん、え~。と言って驚いていたが自分の携帯電話の番号を教えてくれた。