探偵日記 3月19日火曜日晴れ
もわ~とする朝だった。少し早く起きてタイちゃんの散歩に行く。何だか少し体調が悪い。最近こんなことが良くある。歳のせいかな?10時、老体に鞭打って事務所へ。報告書を2通作って請求書を同封して投函。そんな時、某社から調査の問い合わせ。社員を尾行して住所を特定したいとの由。当方の示した調査料を聞いた担当者は(そんなに出せない)と言って電話を切った。弁護士の紹介でもあり、かなり低い金額を言ったつもりなのに。価値観の相違はいかんともしがたい。僕の考えは、受件(調査を引き受けるに際し)は決して無理をしないこと。と決めている。あくまでも、依頼人が自分で決めて頼んでくるのが理想である。(調査をするべきです)とか、(必ず成功します)等と軽々に引き受けてはならない。ただ、ああ、この人は今調査をするべきなのになあ。と思うことは良くある。一歩踏み出せない人の如何に多いことか。
調査は、(転ばぬ先の杖)であると同時に、人生の分岐点に立った者の(灯台)ではないかとと考える。ーーーーーーーー