探偵日記

探偵日記 11月30日土曜日晴れ

小社の依頼人(会社)が遭遇した取り込み詐欺事件(あくまでも僕の判断に過ぎないが99,9パーセント間違いないだろう)犯人グループの会社は予想通り、約束した最終支払日11月29日(金曜日)に行方をくらませた。ご丁寧に、弁護士の名前を記載した(資金繰りに行き詰まり倒産した)というFAXを送りつけて。多分こうなるだろうと思い秘かに調査を進め、彼らの「詐欺」を裏付ける資料を収集していたので、早速、もぬけの殻となった会社のメールボックスと事務室のドアに、債権者に対する張り紙をした。そして翌日の今日、早速、一人の債権者と、ビルの管理会社kら問い合わせの電話が入った。管理会社は、これまで家賃の滞納も無いので「どういうことか」と不信感露な電話。もう一つは、250万円の支払いを引き伸ばされた挙句のことで、若い経営者は、不安げに電話をよこした。「あのお金が集金できなければ支払いが出来ない」と切羽詰った様子。小社の依頼人も零細な個人会社で社長はまだ若い人である。詐欺グループも罪なことをする。いっそ、三菱商事とか三井物産をターゲットにして、億の取り込みをしたらどうだ。と言ってやりたい。たかが250万と言うなかれ、それがなければ従業員の給与だって払えない事業所は沢山ある。

犬鳴探偵事務所は、商売抜きで詐欺グループを追い詰めてやろうと思っている。中には、人の不幸に付け込み(解決してあげましょう)と言いながら金品を要求する輩も多いと聞くが。グループの花岡、青木達覚悟しておけ。