探偵日記

探偵日記 10月8日水曜日 晴れ

台風19号が発生しているらしい。ちょうど、12日の月例(栃木県ひととのやCC)頃関東に近づくとか、今度こそ優勝と思っている僕には新たな強敵が現われた感じだ。僕はとにかく雨が嫌い。部屋に居て雨音を聞いている分にはいいが、外に出る気にはならない。しかし、ゴルフともなればそんな身勝手は許されない。雨が降ろうと槍が降ろうとスタートしなければならない。ただ一つ、雪の場合ゴルフ場もやむを得ずクローズするし、雷が接近するとプレーが中断される。また、グリーン上が池のようになるぐらい水が溜まれば上がっても良いがお金は返してくれない。(笑)

人の人生にも似たような場面がある。例えば、年頃の娘に恋人が出来て数年間交際し、暗黙のうちに「結婚」を考えるようになったが、彼氏のほうは一向に煮え切らない。そんな中、ホテルで愛し合った後、何気なく置いて有った彼の免許証をチラッと見て愕いた。実は彼は、「僕は岐阜県に住んでいる内科医で、名古屋の病院に勤務している。家では両親と暮らしている。」と言っていた。週二回のデイトも彼が愛車を駆って東京まで会いに来ていた。なのに、免許証の住所は東京の大田区の住所になっているし、保険証も某商社が発行したものだった。大いに不審に思った彼女は或る日秘かに彼の住所地に行ってみた。高層マンションで管理人も居たので部屋の前までは行けなかったが、いかにもファミリータイプで、会社にも電話してみたら(只今営業に出ております)と言われた。

ただ、個人情報保護法が出来た今、普通の人がやれるのはここまで。それも探偵のアドヴァイスによる。ものだった。その後の調査の結果は、最初に僕が判断したとおり、氏名こそ本当だったが、歴とした妻子の居る普通のサラリーマンで、周囲の風評は(子煩悩な真面目な旦那さん)だった。何故?と思うが世間には良くある話。男にとって彼女は(都合の良い女)勿論、嘘をついて嫁入り前の女性を弄んだ男が悪いが、10年近く気付かなかった女性も「過失」が問われる。じゃあ騙され損か。というとそうでもないらしい。民法第415条の債務不履行に抵触するかもしれず、或いは、刑法の結婚詐欺に該当するかもしれない。また、彼女が(悔しい。何か仕返しをしたい)と思えば、ちょっと人は悪いが、二人の関係を妻に知らせる方法もある。結論は、「嘘」はダメ。という平凡で常識的な倫理に至る。