探偵日記 01月15日火曜日 晴れ
確か、今日1月15日は「小正月」と言ったと記憶する。正確には前後の2日を合わせたもののようだが、別名「女正月」とも言い、元旦から働きづめだった女性たちに楽をさせたい。という意味があるらしい。但し、現代の女性には当てはまらない。我が家など、元旦の夜、僕が（何を食べよう）と聞くと、「私作るのいや～よ」との由。仕方なく阿佐ヶ谷駅前に出て、なんだか良く分からない昔でいえば（一膳めし屋）みたいな店でボソボソと食べて帰宅した。この日の夜見る夢が初夢だそうだから、よ～し。と勇んで寝たが記憶するような夢は見なかった。
最近夢をほとんど見ない。昨夜も決して熟睡したわけでもないのに期待するような「夢」は見なかった。僕が期待するのは（富士山を眺めていたら蛇の大群に襲われ、逃げようとしたら周囲が火事になる――そうすると金運に恵まれるそうだ）なんていうのを望んでいる。或いは、子供の頃から怖い存在で、何となく憧れていた今はもういない姉が夢枕に立って、おごそかに「書き留めなさい」と言い6つの数字を言ってくれる。夢うつつに僕がその数字をメモに書き、翌日、ロト6とやらに挑戦したら見事大当たり。という、生来の怠け者が考えるような夢。ちなみに僕はロトなんてやったこともないし興味もない。