2022・09・08 木曜日 曇り
体調が悪い上に事務所のほうも芳しくない。昨日、予定していた受件が二つキャンセルになった。一つは法律事務所からの不倫調査、もう一つは古い付き合いの依頼人。併せて150万円から200万円を見込んでいたからショック。しかし、何の広告もしないで(果報は寝て待て)的営業では、まあ、仕方ないか。僕はバカだからものごとを深く考えることが出来ずくよくよしない。だから、ストレスもほとんどない。(笑)
詐欺師 K 11
それから数日ほうっておいた。いい悪いはともかく、もう10年以上の付き合いである。金も貸したがしょっちゅう飲みにもつれて行ってもらった。Kは話も巧く酒席では大いに楽しめる男である。ある日の夕方、仲間というか関係者の一人とKの逃亡先を訪れた。ちょうど晩御飯の時刻、平屋の1軒家。ドアを開けると、K、Kの母親、女房の三人で食卓を囲んでいた。僕たちの顔を見るとギョッとした顔で固まっている。(お母さんご飯時に悪かったね)と断り、Kに、(ちょっといいかな)というと、二人を残して外に出る。近くのファミレスで改めて話し合う。我々が来た目的はKは百も承知で、早くも涙目で平身低頭している。(まあ、許してやろう)やはり僕のような田舎者は甘いのだろう。Kは、ものの10分も経たないうちに普段のkになり、我々は、すっかり丸め込まれた感じでその日は解散した。・・・