探偵日記 1月23日水曜日晴れ
今日は散歩中に下腹が痛くなって、タイちゃんには悪いけど45分で切り上げた。彼は不服そうだったが、(タイちゃん早く帰ってご飯食べよう)と言ったら、抵抗をやめて一目散に我が家へ。リールをはずすとご飯に飛びつくようにして食べていた。僕のお腹もすぐに治まり何時ものタイミングで事務所へ。
途中、調査員から連絡があり、懸案の特殊実態調査の糸口が見つかったとの報告。やれやれである。
昨日、町田市の消費者センターから、組合に電話があり、例によって、同業者の苦情。その探偵社は、夫のことで相談に来た主婦に「必ず証拠を押さえます」と言って、1日8時間、計3日間の約束で、調査費用の全額105万円を支払わせ、対象者が住むアパートをビデオ撮影したものを報告してきたらしい。そこには、肝心の夫も写っていないばかりか、調査の時間帯が、普通に住人が出入する時間でなかったらしい。しかし業者は「約束どおり3日間調査しました」と言って、再調査や、返金に応じないとの由。センターの係員も(お手上げです)と、嘆いていた。僕も、良く聞く名前の探偵社であり、同業者なので、赤面の至りである。だけど、「必ず証拠を掴んで報告します」と言った業者は、どんな感覚なのだろうか?例えは変だが、弁護士の場合、いかなる時でも「絶対勝ちます」と言ってはいけないらしい。しかし、我々のレベルでは、この業者が言った位の見得は切っても。・・・と思うが、僕なら、最初に全額なんて貰わないし、何日かかっても(動かぬ証拠)を得て、気持ちよく報酬を頂くのになあ~
打からお前は何時まで経っても貧乏なんだよ。(闇の声)------