探偵日記

探偵日記 10月15日火曜日曇りのち雨

台風26号がやってくるらしい。本州を襲う台風としては、今秋最大級との由。長崎での張り込みがあるが延期せざるを得ない。
ブログを休んだ2日間色々あった。まず13日(日曜日)後楽園飯店で「宇賀村人会」が開催された。出席20名、内女性7名、2時間ちょっと、故郷を味わった。恒例で各人の自己紹介が始まり、各々ユーモアたっぷりに話し、特に長老の思い出話には感慨深いものがある。その中の一人、僕より3級下の「岡村定矩」君という人がいるが、彼は東京大学の天文学の教授から、現在は法政大学理工学部の教授として活躍中。東大では副学長まで務めた。その岡村君のサービス講義があり、宇宙のあれこれを面白く聞いた。138億年前に生まれた宇宙は、今もなお膨張を続けているらしい。天の川の星が一千万以上の星から成り立っているとか、そういう星体がさらに一千万以上存在するとか、宇宙に限界があるのか無いのか、等々、話術も巧みで大変興味深く聞いた。

そんな時、僕はふと、数十年前恩師に聞いた話を思い出した。先生の名前は「西島郁子」かなり前に亡くなったが、僕の小学3,4年の担任で、随分可愛がられた記憶がある。ある年、帰省した僕は先生に連絡を取り夕飯をご一緒した時のこと、先生は、「あんた達海の子は可愛かったけど勉強がいまいちだった。その反面、山の子は無口で目立たない子が多かったけど良く出来た」と言う。僕は少々面目なかったが、村人会で岡村君の話を聞きながら、(なるほど)と改めて先生の話を思い出した次第である。岡村君も、或いは、帝京大学医学部の教授だった広中さんや、後楽園の子会社の社長を長らく務めた坂本さんも、みんな山の子(僕たちが漁師の子なのに、彼らは、農家の子だった)である。特に弘中さんは通学に片道2時間以上かかった。昔のことゆえバスもなく徒歩で通学していたように思う。道草をしながらでも20分足らずで着いた海の子には考えられない努力である。そして今、生活に大きな差が生じた。

月曜日(振り替え休日)の14日は歯科医の高田先生とゴルフ。先生のホームコース(相武CC)でプレーした。ホールマッチで100円賭けて、僕は2000円負けたからスコアは推して知るべし。勉強も出来なかったが、運動もいまいち。西島先生は慧眼であった。