19日に引き続き、今日も阿佐ヶ谷の高名な総合病院で検査。10時、朝食を摂らずに行く。今日は、膵臓の検査。CTとやらで、体を輪切りにして見るらしい。嫌だ、嫌だ。
まず、採血室に行かされ貴重な血液を3本採られた。次に、CT室に行き、着替えをして待っているとすぐに呼ばれ、ドーナツのお化けみたいな機械の前のベッドに寝かされ、ここでも大きな針の注射をされた。息を吸って、ハイ止めて。を繰り返し指示され20分ほどで終了。大きな針は造影剤とか。この検査で、仮に「膵臓癌」を宣告されたら一巻の終わりだろうけど。それはそれで、ケ・セラ・セラ。
というわけで、このところ、病院づいて、検査のために絶食したりするものだから体に力が入らない。でも、マージャンは勝つ。思い出した。僕が32歳の時、顔面がゆがみ、新宿区戸山の国立療養所で見てもらったら、散々たらいまわしにされた挙句、(左の耳が聞こえにくい)と申告したら、最後に回された耳鼻科で、若い医師に、貴方は大変な病気が隠されている。それは「脳腫瘍」と宣告された。驚いた僕が、(先生、僕は小さな事務所をやっていますが、社会復帰にどのくらいかかりますか)と聞くと、ドクター曰く「半年ぐらいかな」と言う。さらに僕は質問した。(先生、頭蓋骨を切開して取るんですか)ドクター「いや貴方の場合、内耳と小脳の間にあるから、耳から穿り出しましょう」僕(ずいぶん痛そうだけど、良く検査してからやってくださいよ)ドクター「勿論です」・・・・
病院を出た僕は仲間を誘って麻雀に興じたが、脳腫瘍のこと等すっかり忘れ大勝した。結局、色んな検査をしたが「脳腫瘍」は見つからず、「なんとか症候群」という意味不明な病名をつけられ、その頃には、顔のゆがみも治っていたので、ジエンドとなった。しかし、最初の頃は僕が行くと看護婦が「先生、福田さんが来ました」と告げる。奥にいるドクターが「お~来たか」と言って、随分歓迎された。そのうち、看護婦やドクターの感じが変わり、僕が行っても余り嬉しそうにしなくなった。多分、ドクターの期待を裏切ったのだろう。でもこれって、一種の「医療過誤」ではないでしょうか。
また、というわけで、ブログの更新が終わったら麻雀荘「東舟」に行くつもり。