探偵日記

探偵日記 05月08日火曜日 曇り

肌寒い朝である。事務所に着くころは霧雨のようなものが降り出した。明日は隔月の第2水曜日に行われるゴルフのコンペ「二水会」の日だが予報でははっきりしなかった。メンバーは4組16人居るのだが、高齢者が多く明日も2組の淋しい会になりそうだ。

調査のあれこれ 3

信用調査も身元調査もそれなりに変化があり、何十年やっても同じ結果は無い。特に、本日のテーマ「素行調査」は、調査方法やその結果と結末に趣が異なり人間の多面を見せられることになる。まさに、(事実は小説より奇なり)の如く、毎回、刺激的なテレビドラマを見るような、そのたびに深く考えさせられることとなる。
まずわが社の調査費用を説明する。この種の調査は「動」の範囲が多く全体を通じて(張込尾行)に終始する。したがって、色んな調査が一人の調査員で賄うのに対し、二人又は数人が参加する。僕は何時も(例えは変ですがタクシー運賃のような計算方法です)といって説明し、多くの場合(見積書)も提出する。
例1)マルヒ(対象者の事)がサラリーマンで、退社後から帰宅までの行動を調査するとして、ご依頼人と打ち合わせた結果、夕方5時から張り込みを開始した場合。1日の基本料金が50,000円、張込を開始してからの時間料金が1時間15,000円、仮に、24時にマルヒが帰宅し調査が終了したとすると、50,000円プラス15,000円×7時間≒155,000円となり、これに尾行用車両費用1日15,000円及び調査実費、消費税が加算され183,600円となる。僕自身も(高いものだな~)と思うし、ご依頼人も「え~そんなにかかるんですか」とおっしゃる。しかしこの金額は業界の平均的なもので、もう少し安い事務所もあれば、メチャクチャ高い会社もある。だから僕は(病院もこのころセカンドオピニオンが流行っているでしょう。探偵事務所もハシゴしてみなさい。)と勧める。手前味噌になるが、僕の事務所に戻ってきた人は幸せで、その逆は不幸になる。(笑)