探偵日記 11月19日結曜日 曇り
本日、某弁護士から郵便が届き、ある弁護士が懲戒処分を受けた事由の掲載された広報誌のコピーをお送りいただいた。ご多分に漏れず金銭がらみの失態で「弁護士の品位を損ねた」と断罪している。これを読んで僕は考えた。ではあの弁理士Aはどうなのかと。会のほうに告発し、会の指導の下に正式に処分請求を行ってから半年以上経過している。その後、弁理士会の事務総長に聞くと「私はその話全く聞いていませんし、理事会の議題に上ったこともありません」との由。いずれにしてもお仲間のことである。結婚願望の強い女性が既婚者に騙された。だけのことである。騙されたほうも悪い。と思っているかどうかわからないが、優秀な大学を出たおりこうさんの集まりであろう弁理士会。(知らん顔をしてやり過ごす)つもりらしい。それではと思って、弁理士会を監督指導する特許庁のしかるべき部署に聞いてみた。帰ってきた弁は「私どもで弁理士会にああしろこううしろとはいえませんし、告発についてもどうなってるのって聞けません」と。(じゃあ、特許庁の役割って何なの)と思えるほどの軟弱な回答だった。悪い奴ほどよく眠るって映画が昔あったけど、この度懲戒された僕の知っている弁護士は、たんに間が悪かっただけなのか。