探偵日記

探偵日記 02月02日 日曜日 晴

名古屋の調査員から連絡があり、とりあえずホッとする。70パーセント成功したようだ。「探偵」は依頼された案件の結果が出ないと金にならない。まあ、ポリシーのないにわか探偵や、はなっから真面目にやろうとしない探偵は、しくじろうが頂くものは頂きます。という考えなので、ご依頼人が不満だろうと知ったことじゃあないのかもしれない。しかし、昔気質の探偵は違う。ましてや、90パーセント以上弁護士事務所からの依頼で賄っている、我がTDAは一度でもいい加減なことをすると事務所の存続が危ぶまれる。だから、調査員が現場から報告する内容に一喜一憂する。

新宿・犬鳴探偵事務所 2-2

余談だが、犬鳴の後輩でちょっと不良な奴がいて、良く歌舞伎町に連れて行ったものだが、彼は、某大手百貨店に勤務していたのだが、或る時「先輩、デパートって夢のような職場ですよ。僕は入社10年余りですがもう2000人くらいの女子店員としました」と、のたまう。彼曰く、デパ-トの店員の大半は出店するメーカーから派遣される人がほとんどで、まさに口説き放題だという。デパートの男子社員が声をかければ100人中90人は断らないとも言った。犬鳴は聞きながら(俺も勤めたいな~)と思う反面、そんなことはあるものか。と、思ったが真実は分からない。結局その後輩は多重債務者になってデパートも首になり郷里に帰ったのだが。
では、本件のマルヒ「柳原隼人」はどうだろうか、犬鳴の後輩のように手当たり次第ということは無いだろうが相当に女好きと見た。ハンサムで高収入のうえ社会的信用も申し分ないとくれば、看護婦ならぬほかの女性も放っておかないだろう。やはり自他ともに認める女好きの犬鳴には、ため息の出るような男であった。