探偵日記

探偵日記 02月23日 日曜日 晴

8時起床。シャワーをして10時過ぎに有賀園にクラブを返しに行き、新しいクラブを受け取り、いったん帰宅し新宿へ。マージャン負けてすごすご帰る。
西荻窪のきりたんぽの店「あずま」で熱燗2本飲んで腹いっぱい食べて帰宅。

新宿・犬鳴探偵事務所 2-23

工藤夫婦は「かえって先生にご迷惑をおかけして申し訳ございません。娘にはよく言い聞かせ、今後これ以上ご迷惑をに致しますと言って、どちらが被害者か分からないような態度である。」犬鳴は、そんな光景を目の当たりにして、次女も青森で看護婦をしていることを思いだした。犬鳴はそんな夫婦を見て、彼らには医者が天上人と思えるのかもしれないと思った。
この後、沙織を迎え夫婦がどのような言葉で説得するのだろうか、或いは叱咤して諫めるのか分からないが、そこは親子のことだ。なるようになるだろう。と、考え、(じゃあ、工藤さん明日10時に伺います)と言って、柳原を促して部屋を出た。エレベーターの中で、(すみません、すみません)とぺこぺこする柳原に対し、(先生、浮気もいいけどもっと上手くしなきゃあ、妻を泣かせたり、苦しめたら遊びじゃあなくなるよ)と諭すように言ってやると、何を勘違いしたのか嬉しそうに頭を掻いて笑っている。犬鳴は、そんなマルヒ見て、(バッカじゃあないの)と思ったが、、まあこんな人がいるから探偵も仕事にありつけるんだなと考え直し、(彼女が子供を処理してくれるかどうか分からないけど、これからはもう少し奥さんを大事にするんだよ)と言うと、柳原はまた少し笑って、「ええ、沙織も承知してくれました。子供を堕ろしてくれたらまた今まで通り付き合ってあげるって言ったら」と言った。・・・・・・