探偵日記


2024・03・16 土曜日 ☀




目覚めが悪い。しかし、炊飯器を8時にセットしたので、その前に起きる。12時、調査員達がやった身元調査の報告書を見なければならず老体に鞭打って事務所へ。したがって、いつもの⛳の練習は取りやめた。昨日の話、新宿の新田裏を歩いていたら、「会長ご無沙汰しております」と、突然声をかけられた周囲を見回しても知人はいない。声をかけてきたのは僕と同じくらいの老人。ニコニコ笑って、さも懐かしい人に久しぶりに会った。と言う感じで近づいてきた。僕はとっさに、ご無沙汰してます詐欺、或いは、お久しぶり詐欺かなと警戒したが、そうでもないようで、無邪気に笑っている。はは~んボケてるな。と思ったので、(おお、元気か)と返し、なお言い寄ってくる男を振り切って訪問先に向かった。僕はとりあえずはきちんとした服装だったが、企業の「会長」などには見えないはずだ。声をかけてきた男の様子も決して堅気には見えない。というようなわけで、どうも僕はその筋の人間に間違われることが多い。或る日など、地元の阿佐ヶ谷で妻と歩いていたら、向こうから極東会の準幹部と出会った。この男も歌舞伎町で僕がその筋の上の方とクラブで飲んでるところを見て、関係者と錯覚していた。地元の路上で、深々と頭を下げ挨拶され困ったことを思い出した。妻は「よしてよ」と文句を言ったが僕のせいではない。先日も友人に誘われて初めて入ったスナックで、ママから嫌疑をかけられ、仕方が無いの名刺を出したら「なるほど」と妙に感心された。そのママの父親が警察官だったという。警察官の皆さんには申し訳ないが(似たような目つき)らしい(笑)