探偵日記 2月18日火曜日晴れ
昨日は阿佐ヶ谷のお寿司屋さんでちょっとつまんで帰宅。ビール1本、焼酎のお湯割り3杯飲んだ。これが僕の適量。ほとんど酔わない程度で、翌日に持ち越さないが、どうかすると夜中に目を覚ます。ゆんべも、夜中に起きて愚にもつかないことを色々考えて、寝たのか起きていたのか判らない状態で、定刻の7時半に携帯のアラームで目が覚めた。僕は寝相の悪いほうらしく、布団や毛布がベッドから落ちたりする。寝ててもじっとしていられない困った性分である。もう20年以上寝室を別にしているので、過去のことになるが、歯軋りをし、寝言を言い、夢を見て笑ったりするそうだ。歯軋りや寝言はともかく夜中にウッウッフフなんて笑われたら横に寝てる人は気持ちが悪いだろう。またある時、顔面が歪む症状が出て、新宿区戸山にある国立医療センターで診察を受けたら「脳腫瘍」と診断された。ジェジェジェと思う半面、(そんなことあるものか)と思ったが、(じゃあ、頭をぱっくり切るんですか)と聞くと、東大出の若いドクター曰く「貴方の場合、小脳と内耳の間に腫瘍があるので耳からほじくり出しましょう」と言って、ご丁寧にも色鉛筆で詳細に書いて見せてくれた。結果は、脳腫瘍なんかじゃあなくて、散々検査を繰り返した後、(なんとか症候群)と、訳のわからない病名で片付けられた。その半年の間の話。自分ではぐっすり寝ているのに、麻痺している左目は開いていたらしい。これも随分怖かったと思う。しかし、医者の誤診ももっと怖い。そこで、病院と弁護士事務所、探偵事務所はハシゴを勧める。
今日は、11時に、新宿センタービルにある会社を訪問。報告を1件済ませて事務所近くの治療院へ。若い男性に力いっぱいゴリゴリされて悲鳴を上げる。