探偵日記 2月24日水曜日 曇り
昨日は郷里の先輩と食事した。2歳年上だから74歳。まだまだ元気である。僕が村一番の貧困家庭の子だったのに比べ、彼はその昔庄屋だったらしく、大きな家でゆったりと成長した。先の農水相と従弟同士というから毛並みの良さもしれよう。成績も良く県内屈指の進学校から東京の大学へ。ところが、東京で再開したころは(横浜銀バエ)のマネージャーをしていた。現在も、芸能関係の会社を経営しているようで、独特な雰囲気を持っている。ついでに言うと、僕の郷里は凄まじい寒村である。かって、漁業で栄えたころは多少活気もあったが、今は、単線無人駅で、1日10本くらいしか電車が来ない。冬の夜など、7時を過ぎると犬も見かけない。去年同窓会で帰って、コンビニが出来ていたのには驚いた。