探偵日記 11月08日火曜日 晴れ後雨らしい
今朝の散歩はダウンにマフラーで防寒した。タイちゃんは1年中毛皮のコートを纏ってるので寒さ知らず。と思いきや、女房の布団にもぐりこむところを見てしまった。85キロの下敷きになってケガをしなきゃあいいけど。(笑)明日はゴルフの予定なのにもっと寒くなるらしい。嫌だな~ 特に明日のコンペはお年寄りが多い。最年長86歳。以下、80代2名。70代、僕を含めて4~5名居る。しかし、この年代の男はみな頑丈である。
ロマンチックな恋の結末 7
調査当日、〇月×日月曜日午前6時、4名の調査員は尾行用車両で現場に到着。マルヒの家を一回りしてそれぞれの配置に着く。キャップは年長のN。張り込むこと1時間、07時ちょうどに玄関の開く音がして、門の脇にある小さな開き戸からマルヒが姿を現した。用意した写真を見るまでもなく本人であることを確信する。この日のマルヒは地味なスーツにリュックを背負い、手に暖かそうなハーフコートを持っている。夜空を観察するのに必要なのだろう。3泊4日の小旅行らしい出で立ちと言えた。
少し前かがみになってゆっくり歩き、途中、コンビニで軽食と飲み物を買い、7時16分、田園調布駅に着いた。すでにラッシュが始まっており、少し混んでいる電車に乗る。依頼人が言っていたように、渋谷で山手線に乗り換えた。車内では何やら難しそうな本を読んでいる。Nは、(女に会いに行くっていうのにちっとも嬉しそうな顔をしていません。)と、後刻報告してきた。-----------