昨日は久しぶりに酒を抜いたので、本日は体調良好。少し早く事務所に出て、溜まっている雑事を片付けた。
ちょっと驚く話を聞いた。依頼人は、相手の不実を悟りこれ以上待ってもどうにもならない。と、判断。じゃあ山ほど書いた「念書」や「誓約書」を、履行してもらおうとA弁護士に依頼。裁判所での調停が開始された。当然、男性教諭のほうも代理人(勿論弁護士)がつき、調停が不調に終わったため「裁判」に移った。内縁関係の解消に伴う慰謝料5千万円の請求事件である。これに、子供の養育費を含む。依頼人は、当初より、「相手がどこか遠くに行ってくれないか、自分や子供の生活圏から消えてもらいたい」希望があった。これを、おっちょこちょいの僕が勝手に、「殺人」を想像したわけで、彼女の言葉も足りなかったが、完全な僕の早とちりである。
裁判で、相手方は、「金がない」の一点張りで逃げ切ろうとしている。僕も、二人の馴れ初めが言ってみれば不道徳であり、女性の裁判長ということもあって、先行きに不安を感じていた。裁判長が、依頼人の心情を理解するか、男性の妻の立場をとるか、難しいところだと思った。裁判は、原告の「払え」被告の「金がない」のやり取りで進んだが、何回か目に、相手方の代理人(やはりAという男性弁護士)が、こう言ったらしい。-------