カーネーションその14

マルヒが真理子に買い与える約束のマンションが完成しつつあった。調査員は、マルヒまたは真理子の名義で入居予定者があるかどうか調査した。しかし、当然ながら二人の名前での契約は見当たらない。

販売会社が行う入居前の説明会の日、マルヒも真理子もマンション内で行われる説明会に行く気配はなかった。マルヒは真理子にどんな言い訳をしたのだろうか。数日経った或る日、張り込み中の調査員から、(真理子が引越しの準備をしている)と報告が入った。僕は勿論転居先を確認するよう指示した。

その結果、真理子はそれまで住んでいたマンションに近い大型マンションの3LDKに入居した。後日の調査で、契約は真理子名でなされていることが判明。費用はマルヒの老母からせしめた300万円から支払われたようだ。引越しから数日経った日曜日、マルヒの母親と真理子の三人が新居の近くで仲良く食事した。-------



僕は書くことが好きで、こうしてパソコンに向かうと、時間の許す限り次から次に書いてしまう。想像や空想で作文するわけではない。自身経験した事実を書き連ねるだけなので、才能とは関係なく活字は埋まってゆく。口うるさい娘は、三分の一程度に留めろと言う。ハイハイ分かりました。ということで、今日はこれでお終いになりました。

なんか、消化不良。(笑)