借り逃げ 3
探偵日記 7月1日月曜日晴れ 本当に早いもので平成25年も半分過ぎた。僅か半年でも色んなことがあり、探偵志願の人が現われたと思ったら4ヶ月で辞めてしまった。希望を持って業界に入ってきた人に去られるのは辛い。受け入れる側の責任というか体制に問題があるのだと思う。まあ、2年3年と頑張った挙句に失望されるよりは、ダメなものは早いほうがいいともいえる。僕の場合、退路を断ってこの業界に入ったのではない...
探偵日記 7月1日月曜日晴れ 本当に早いもので平成25年も半分過ぎた。僅か半年でも色んなことがあり、探偵志願の人が現われたと思ったら4ヶ月で辞めてしまった。希望を持って業界に入ってきた人に去られるのは辛い。受け入れる側の責任というか体制に問題があるのだと思う。まあ、2年3年と頑張った挙句に失望されるよりは、ダメなものは早いほうがいいともいえる。僕の場合、退路を断ってこの業界に入ったのではない...
探偵日記 6月28日金曜日晴れ 昨夜少々飲みすぎて今朝の散歩は交代してもらった。11時、日本橋の会社を訪問。社長とランチの約束があった。お昼にはまだ時間があるので社長室で四方山話をしているうち、壁に飾ってある写真6点に目がとまり見つめていたら、「僕が撮ったものだ」と言う。僕はてっきりプロの写真家の作品だと思っていたので驚いた。すると社長は処理棚に整理してある200枚以上の中から数点を取り出し...
探偵日記 6月27日木曜日晴れ 昨日とうって変わった晴天。僕は晴れやかな気持ちで理容室に行く。日々抜け落ちる頭髪に気をもみながらマスターに(何か良い方法はないか?)聞いてみる。答えは何時も同じ、「最近、植毛の会社が良く宣伝していますが、手術をすれば何年もつっていう例が無いのでどうでしょうか」実は数年前、友人に勧められてその会社に行ってみたことがある。僕の頭をモニターで見たドクター曰く、「貴方...
探偵日記 6月26日水曜日雨 朝起きたときは、どんより曇っていたが雨はまだ降っていなかった。4時40分、大急ぎで散歩に出掛ける。この一年、僕の日課は、我が家の愛犬タイちゃんの散歩から始まる。というか、というより散歩から帰ると一日の日課の大半が終わったような、妙な達成感がある。勿論まだ現役の探偵の僕にはやることが沢山あるが、とりあえず息子を代表にしたことで、責任の一片から開放されたような気持ち...
探偵日記 6月25日火曜日雨 家を出る時は降ってなかったが、所用を済ませ新宿駅に着いた頃、物凄い勢いで降ってきた。たまらず伊勢丹に駆け込み雨宿り。ついでに7階に上がって一人淋しくランチする。まだお腹も余り減っていなかったので、散々迷った挙句「信州」でトマトののった冷やし蕎麦を食べた。昨日もお蕎麦だったから2日続いたことになる。僕の幼少時、山口県下関地方に蕎麦は無かったように記憶している。関西...
探偵日記 6月24日月曜日曇り時々雨 昨日は夕方選挙の投票に行き、ついでに夕飯を済ませ7時過ぎにはベッドに入った。かといって、すぐに眠れるはずも無く1~2時間おきに目が覚めた。ただ、休養は十分取れたようで、体調は良い。4時半、タイちゃんの散歩に行き、少し早めの朝食の後、阿佐ヶ谷駅前の角田クリニックへ。検査の結果は良好で、数ヶ月前「貴方は立派な糖尿病です」と診断されたのが嘘のよう。どの数字にも...
探偵日記 6月21日金曜日曇り 今朝は4時起き。最近、深酒をしないし、比較的早く休むので早朝の散歩も辛くない。まだ起きてないかな。と思ったらすでに準備万端、ドアを開けると伸びをしながら(僕はどっちでもいいんだよ)という感じで、タイちゃんが出てきた。まだ雨は降っておらず小一時間歩いて帰宅。朝食後、早々に支度して車で出掛ける。事務所に着き、新宿御苑の駐車場に車を停める。この駐車場は都営なので料金...
探偵日記 6月20日木曜日雨 昨日は地方に出張したので事務所に来なかった。今日は、併設している「東京調査業協同組合」の臨時総会なのでサボるわけにもいかず、午後1時、新宿駅西口に有る万世で、(パーコーメン)を食べて出勤した。ドリフターズじゃないが全員集合。暇な探偵事務所だ。同業者に聞くと「まったく電話ががならない」とのこと。情けないがほっとする。今日、中国から依頼人が帰国する。明朝ぐらい呼びつ...
探偵日記 6月18日火曜日曇り時々晴れ 今日は69歳の誕生日。神社的には70歳だから古希を迎えたことになる。実際、今年の正月、郷里の「宇賀八幡宮」でそのセレモニーがあり参加した。ついでに同窓会も行われ古希の面々が三十数人集まった。中には健康を損ねたものもおり、つい最近亡くなった者も居た。特に恵まれた人生ではないが、健康で居られる幸せは十分感じた。そんな誕生日の今日、18時から通夜がある。遊び...
探偵日記 6月17日月曜日晴れ 昨日は毎月一回第三日曜日に開催されるゴルフコンペ「サンサン会」の日、4組で行われ、僕は最終組で回った。僕のハンデは14。同組のドクターTが13。彼の上を行けば優勝だと思いながらプレー。当然向こうもそう思っているに違いない。スクラッチのまま最終18番ホール、第三打目を共にグリーン手前のガードバンカーに入れた。僕が先に打ちカップまで3ヤードにつけ、ドクターTが3,...