探偵日記

老コナンの僕は日曜日でも事務所に行く。とにかく休むのが嫌いで、風邪を引いてもお腹が痛くても寝込まない、休まない。少々尾籠な話になるが、僕は痔持ちだった。それもかなり悪化していて、特にゴルフの後など激痛に襲われる。ある日、調査部長が「所長、入院しなくてもいい病院がありますよ」と言うので、一大決心をして行ってみた。待合室で待っていると、先ほど手術室に入ったご婦人の「ギャー、ヒー、イタ～イ」絶叫が聞こえ...

今日で、「三日坊主」の誹りを受けずにすむ。僕は子供の頃、「嘘つきター坊」と言われていた。断っておくが、決して、人を傷つけるような嘘や、陥れるようなものではなく、例えば、「僕のうちに見返り美人がある」とか、「一銭銀貨を持っている」などをつい口走ってしまう。僕の幼少期は、日本が敗戦から立ち直りつつある時で、回復の兆しも見え始めた頃だった。子供たちが遊ぶものといえば、メンコやビー玉、竹馬、海に向かって行...

僕は、昭和43年からコナンをやっている。よく人は、「他人の不幸は蜜の味」って言うけど、今まで僕は一度たりともそう思ったことは無い。探偵事務所を訪れる人達は、例外なく、その時は不幸を抱えている。稀に、経営する会社の販売促進のため。とか、飛躍のためライバル会社の有能な幹部をヘットハンティングする。ための調査もあるが・・・ 例えば、僕の事務所に、ある主婦が、「夫の素行調査をお願いしたいんですが」と...

こうるさい娘が自社のホームページにブログを書けと言う。何事にも怠惰な僕は、嫌だな～と思ったものの、娘である前に社長でもあるわけだから、万が一にも首ってことになったら大変なので、本日より毎日書くことを宣誓した。もう古希に近い僕は、パソコンとか、検索エンジンが上がるとか、チンプンカンプンだが、事務所の宣伝になる。と言われれば、「そっか」って納得した。 ところが、いざパソコンに向かってみたが何をど...