温泉芸者 4

探偵日記 6月6日木曜日晴れ 昨日は疲労が頂点に達した感じで恥ずかしながら早退した。午後3時帰宅。ベッドに倒れこむようにして暫し眠る。7時頃、空腹を覚えノロノロと起きだし阿佐ヶ谷駅前のうなぎ屋さんへ。前の日が焼肉で次の日がうなぎでは少々カロリーの摂りすぎではないかと心配になるが、元気にならなければ始まらない。 今朝もタイちゃんのお目覚めが遅く、5時に散歩に出る。1時間たっぷり歩いて、8時に...

温泉芸者 3

探偵日記 6月5日水曜日晴れ 昨夜少々飲みすぎた。まず阿佐ヶ谷の焼肉屋でハイボールを3杯と、マッコリを1杯。その後、天国に一番近いスナック「ほろよい」に行き、焼酎を数杯飲んで帰宅した。量的にはどうということはないはずだが、チャンポンしたのがいけなかったのか、5時前、タイちゃんに起こされたときはしんどかった。朦朧として散歩に出る。雨が降ろうと槍が降ろうと避けて通れない日課である。我が家には娘夫...

温泉芸者 2

探偵日記 6月4日火曜日晴れ 今日は、09時、麻布十番の依頼人宅を訪問する予定が有り、タイちゃんとの散歩を終えてすぐ朝食となった。支度をして、08時少し前に家を出る。20分前、少し早いかな。と思って電話すると、依頼人も、(そのほうがいいからすぐ来い)と言われ、早々と訪問した。それから1時間半、山のように嫌味を言われた。稀に有る現象だが、調査員が苦労して得た情報を報告しても、(そんなことは最初...

温泉芸者 1

探偵日記 6月3日月曜日晴れ 昨日は、犬鳴探偵事務所(間違い、TDA)のゴルフコンぺ。といっても総勢7人2組で行われた。コースは「旧東京北」(その後、太郎門に変わり、現在はノース東京北ヒルズ)ここは、平成7年頃までしょっちゅうプレーしたことのあるコースで、18年ぶりに訪れた次第。当時は、僕の本「探偵稼業」№6(バブル)にも、主人公で登場するバブル紳士(坂口社長)に連れて行ってもらった思い出の...

探偵日記

探偵日記 5月29日水曜日曇り時々雨 昨夜は比較的早く阿佐ヶ谷に帰って、友人のレストランに行った。顔馴染みが数人居て話が弾む。 冷奴で焼酎3杯飲んで、〆にオムライスを半分食べる。糖尿と言われてから酒量とともに食事も気にするようになり、こうした日々の注意が功を奏すかもしれないし、変わらないかもしれない。ただ、非常に疲れやすくなったことは確かで、病気のせいかはたまた年齢のせいかは分らない。GW...

見習い探偵 10

探偵日記 5月28日火曜日曇り 昨日は可もなく不可もない平凡な一日だった。午後8時、阿佐ヶ谷に帰り、小料理店「えん家」へ。この店は僕たちが阿佐ヶ谷に引っ越してきた年にオープンしたとか。何となく親しみの持てる店であり、経営者一家である。僕の最初の本(七人の奇妙な依頼人)もここからスタートしたといって良い。僕にとっては大事な人たちだ。 僕が行くと、ゴルフ敵の金井ちゃんと姪のななちゃんが来ていた...

見習い探偵 9

探偵日記 5月27日月曜日晴れ 今朝も早支度で外出。9時過ぎに京橋に到着。それが終わって、銀座通りをぶらつく。10時半事務所へ。今日は誰も出勤していない。1組はマルヒの勤務先を割り出す仕事で早朝から張り込んでいる。今日から金曜日までマルヒの女性を尾行しなければならない。僕も昨日、ちょっと加わって下見した。タイミング良くマルヒらしき女性ががマンションから出てきたが、調査員らは(本人ではないよう...

見習い探偵 8

探偵日記 5月26日晴れ 昨夜少々飲みすぎて1時過ぎに帰宅。今朝の散歩を代わって貰い8時まで寝た。 10時過ぎに家を出て、伊勢丹でお味噌と梅干を買って事務所へ。今日も現場で調査員らが張り込んでいる。上手くいけばいいが。 見習い探偵 8 バブルの後遺症からやっと抜け出した頃、犬鳴探偵事務所のホームページを見たという女性から電話がかかり「まだ募集していますか」と言う。ちょうど腕の良...

見習い探偵

探偵日記 5月25日土曜日晴れ 今日は、朝10時に大事な報告があり散歩から戻ってすぐに朝食をすませ、支度をして事務所へ。不足の資料を揃え、ついでに計算書も作成した。理由があって、請求書にしなかったが、それでも少し苦情を言われるかもしれない。と思うといささか憂鬱になってくる。何とか無事に終わりますように。 なお、本日事務所にカラーコーディネーターが来て、事務所の女性やその友人を集め講義を聴き...

見習い探偵 7

探偵日記 5月24日金曜日晴れ 9時、昨日予約したクリニックに行く。糖尿病の権威と評判の院長先生と話すが、初診でもあり意思の疎通は半分ぐらいしか適わなかった。それでも暫く通ってみようと思い処方箋を書いてもらう。調剤薬局でクスリを貰い10時半事務所へ。顧問で、元警視庁警部のMさんが居て一緒にランチする。 このところ、調査が上手くいったり、そうでなかったりと、一喜一憂する毎日である。マルヒの行...